「Elgato Key Light」Stream Deckとの連携は強みだが必ずしもこの製品を選ぶ必要はない
Elgatoの配信用スタンド付きライト「Elgato Key Light」を購入し、使用してみました。
以前はストリーミング用のキーライトといえばElgatoのKey Lightというイメージでしたが、最近は似たような製品も出始めています。
また、他のアイテムの組み合わせにより代用することも可能なため、わざわざElgatoのKey Lightを選ぶ必要はないというのが、正直使用してみた感想です。
本体から直接操作できない
Elgato Key LightはWi-Fiで接続しないと設定を変更することができません。
アプリやPCから設定を変えられますが、直接本体から明るさや色温度を変更できるとよかった。
Elgato Key Lightの強みはStream Deckとの連携ですが、Stream Deckを持っていない人はわざわざElgato Key Lightを選ぶ必要はないかと思います。
Key Lightひとつで十分明るい
Elgato Key Light単体でも十分明るい光量があります。
顔のほうに向けると光がまぶしいので明るさを下げたり、壁や天井に反射させて使用していました。
不格好になりますが、天井にバウンスさせると光がやわらかくなります。
今はAputureのライトをメインに使用しているのですが、ACアダプターやケーブルが小さいのは扱いやすいですね。
スタンドの自由雲台が弱い
Elgato Key LightにはMaster Mount Lというクランプ式のスタンドが付属してあるのですが、それについているボールヘッドの固定力が弱く、自由な角度でライト本体を固定できません。
限られた位置でしか固定できないので別の雲台に変更しようと思っても、交換できないところがマイナス。
デスク用ライトとしては問題ないのですが、それ以外の用途で使いたいときに不便かもしれません。
Master Mountは使い勝手がいまいちなのでマウントとのセットではなく、単体でも売ってほしい。
Elgato Key Lightの代替案
Elgato Key Lightでも配信用としては十分ですが、より本格的にしたかったらAputureの「Amaran P60x」とSmallRig Selectionのクランプ式スタンドの組み合わせが個人的におすすめ。
Aputureはプロ仕様の照明機材を提供している中国のメーカーで、Amaranはコストパフォーマンスにすぐれたシリーズになります。
Amaran P60xは本体から直接明るさや色温度を変更できますし、配信以外の撮影機材として活用できます。
SmallRig Selectionのクランプ式スタンドはMaster Mountよりつくりは安っぽいですが、強度は十分ありますし雲台も使いやすいです。雲台は取り換えることも可能。
ライトは他にもRazerなど各社から似たような製品が出ているので、使用用途にあった製品を探して見つけるのが良いでしょう。