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軽さとクリック感がクセになるREALFORCE MOUSE

東プレのREALFORCE MOUSEを約1週間ほど使用してみた感想を紹介します。

今回はREALFORCE MOUSE ハンズオンキャンペーンに参加し、マウスをお試しさせていただきました。

REALFORCE MOUSEは静電容量無接点スイッチを搭載した東プレ初のマウス。
チャタリングを起こさない構造や耐久性、左右ボタンの押し心地、静音性などが特長です。

REALFORCE MOUSEについて

REALFORCE MOUSEは、静電容量無接点スイッチを搭載したゲーミングマウスです。

REALFORCE MOUSE パッケージ

同梱物は簡素。マウス本体と取扱説明書のみ。

REALFORCE MOUSE 説明書とマウス

マウスのボタンは左右のクリック、スクロール、DPI切り替え、進む/戻る。
静電容量無接点方式スイッチは左右のクリックボタンのみ。

REALFORCE MOUSE

裏面にセンサー部、Report Rate切り替えスイッチ(125Hz, 500Hz, 1000Hz)があります。
Report Rateとは1秒間にマウスの操作情報を何回パソコンへ送信するかをあらわします。

REALFORCE MOUSE 裏面

持ちやすさ

REALFORCE MOUSEは右手でかぶせ持ちしやすい形状になっています。

マウスの丸みもゆるやかで手の小さな筆者でも持ちやすいサイズ感。

REALFORCE MOUSE を手で持った状態

左右の進む/戻るボタンは出っぱりが少なく、幅が広いので押しやすいです。

手に持ったREALFORCE MOUSE を横から見た状態

実際に使ってみた感想

REALFORCE MOUSEを実際に使ってみて感じたことをいくつか挙げてみます。

クセになるクリック感と静音性

REALFORCE MOUSE いちばんの特長はマウスの左右ボタンに採用した静電容量無接点方式スイッチ。

REALFORCE MOUSE 左右ボタンとホイール

はじめに触ったときに感じたのは独特の押し心地。
マウス特有のカチカチという音はまったく鳴らず、感じるのは「カコン」というキーを叩いたかのような音が響きます。

最初は違和感もありましたが、使っているうちにそのクリック感がクセになる心地良さがあります。

静電容量無接点方式スイッチは左右ボタンのみ

このREALFORCE MOUSEでいちばん残念なのが、静電容量無接点方式スイッチを採用しているのがマウスの左右ボタンのみというところ。

左右ボタンに比べると、進む/戻るボタンやホイールのショボさが目につきます。
本体の軽さもあり、約18,000円もする高級品とは思えない素材感。

すべてのマウスボタンが静電容量無接点方式スイッチになったとき、これこそが真のREALFORCE MOUSEと言えそうです。

久々の有線マウスと重量感

ここしばらくは有線マウスなんてまったくのごぶさただったのですが、いざ使ってみると案外気にならないものです。

ただケーブルのストレスはやはり感じるので、マウスバンジーが欲しくなる。
できれば無線のREALFORCE MOUSEを出してほしいところ(キーボードも)。

REALFORCE MOUSE 極細ケーブル

また、REALFORCE MOUSEを使っているときはそんなに感じなかったのですが、電池入りの無線マウスに持ち替えたときに気づいたのが重量感。

無線マウスを使っていたときはこれでも全然軽いと思っていたのですが、いざ持ち替えてみるとREALFORCE MOUSEの軽さに気づかされます。

REALFORCE MOUSE と M546 を並べて撮った写真
REALFORCE MOUSEの重量は約83g。無線マウスのM546は小ぶりだが重量は95.5g (電池含む)。

REALFORCE MOUSEの重量は約83g (ケーブルを除く)。一方、無線マウスのM546の重量は95.5g (電池含む)。

数値上はそんなに差はないのですが、M546のほうが小ぶりだからかズッシリと重みを感じます。

専用ソフトウェアで操作を最適化

REALFORCE Softwareという専用ソフトウェアで、設定をカスタマイズすることができます。

REALFORCE Software マウスボタンカスタマイズ

REALFORCE MOUSEはゲーミングマウスなので、ロゴが光ります。

光るのはただの飾りでなく、DPI切り替えの際に役立ちます。

ロゴの文字が光っている状態のREALFORCE MOUSE

もちろん消すこともできます。個人的には消した方がロゴがうっすらとなってかっこいい。

REALFORCE Software LED: インジケーター/ロゴ設定

最初のころはマウスのすべりが悪いなと思っていたのですが、リフトオフ・ディスタンスやDPIの設定を変更することにより使いやすくなりました。

REALFORCE MOUSE 裏面
マウスの底は微妙に滑りにくい感じがする
REALFORCE Software DPI設定、リフトオフ・ディスタンス設定

ゲーミングマウスでなく、ホーム&オフィス用として使える

しっかり使ってみてREALFORCE MOUSEの良さは感じたのですが、18,000円を出す価値があるかは微妙。
これまでマウスは消耗品と思っていたので、何年使っても壊れないのならばその価値はあるのかもしれません。

ただ、REALFORCEキーボードと比べて重厚感や高級感がないのが、所有欲が満たされない気がしてちょっと残念。

REALFORCE MOUSE
軽さを追求しているためかマウス表面やサイドボタン、ホイールの質感は安っぽい

このREALFORCE MOUSEはゲーミングマウスのカテゴリーとして売られていますが、個人的にはゲーミングマウスよりホーム&オフィス用として出した方が刺さると思います。

REALFORCE MOUSEの特長であるチャタリングを起こさない構造や静音性の高さはゲーマーだけでなく、オフィスワークでの生産性向上に役立ってくれるはず。

個人的には見た目やカラーリングをよりやわらかくし、一般的なホーム&オフィス用のREALFORCE MOUSEが登場するのを望みます。