薄型ゲーミングキーボード Razer DeathStalker V2 Pro JP とCorsair K100 AIR WIRELESSを試してみる
2022年に登場した薄型ゲーミングキーボード「Razer DeathStalker V2 Pro JP」と「Corsair K100 AIR WIRELESS」が気になったので、実際に購入して比べてみました。
結論から言うと、価格や性能、打鍵感など総合的にくらべてみるとRazerのDeathStalker V2 Pro JPに軍配が上がります。
CorsairのK100 AIR WIRELESSは超薄型のキーであること、キー押下圧 65gの重さが気にならないのであればおすすめできます。
しかし、50,000円の価格は割に合わずやはり高すぎですね。
キー配列
K100 AIR WIRELESS、DeathStalker V2 Pro JP ともに標準的な日本語配列になっています。
K100 AIR WIRELESSはややスペースキーが広いように見えますが、無変換・変換キーの打ちづらさはほぼありません。
打ち心地
K100 AIR WIRELESSは重たい、DeathStalker V2 Pro JPはやわらかすぎると両極端の打ち心地。
K100 AIR WIRELESSは超薄型であるため素早く次へ指を動かして入力するのに適していますが、キーがかたくて重く跳ね返りを感じます。
ノートPCやMacのMagic Keyboardとはまた違った打ち心地ですね。
薄型ではありますが、Magic Keyboardのデスク天板を叩くような底打ち感は全くありません。
一方、DeathStalker V2 Pro JPは逆にやわらかすぎます。
反応が良すぎてキーに触れただけで誤って入力してしまうくらい敏感。
感覚的にはメカニカルよりもREALFORCEなどの静電容量無接点方式に近い打ち心地。
さすがにREALFORCEよりはタイピング時の気持ち良さでは劣りますが、打鍵音控えめで仕事用にも向いています。
キーの高さはどちらもゲーミングキーボードとしては薄型ですが、K100 AIR WIRELESSを触ったあとだとDeathStalker V2 Pro JPはそれなりに高く感じます。
K100 AIR WIRELESSはパームレストいらずで手首への負担も少ないです。
個人的好みはDeathStalker V2 Pro JP
DeathStalker V2 Pro JPとK100 AIR WIRELESSをどちらも使ってみた結果、個人的に気に入っているのは「DeathStalker V2 Pro JP」です。
打ち心地がやわらかすぎて誤って触れて入力してしまうことはあるのですが、打ちやすさや見た目のかっこよさ、無線接続の仕様など含め、DeathStalker V2 Pro JPが総合力で勝っていると感じます。
個人的好きなポイント
DeathStalker V2 Pro JPの個人的に好きなところはUSBレシーバーのアダプターがついているところ。
USBケーブルにアダプターを接続してキーボードのすぐ近くにレシーバーを設置できるので、接続の安定性を高めることができます。
バッテリーがなくなって充電したいときもアダプターをはずして本体に挿せばよいだけなので、ケーブルをわざわざ用意する手間も省けます。
メディアコントローラーが右上のみでコンパクトにまとまっているのも、すっきりした見た目につながっていて好みです。
もちろん不満もあるが
DeathStalker V2 Pro JPは気に入っているとはいえ、当然不満もあります。
まずはバッテリーの少なさ。キーを点灯させているとすぐ電池切れしてしまうので、見た目の映えを犠牲にして普段はオフにして使用しています。
事前の期待度の高さは圧倒的にK100 AIR WIRELESSだったのですが、キーの重さが個人的に合いませんでした。
筆者は作業用でも使用したいのでテンキーのついたフルサイズを選んでいますが、ゲーマー向けにテンキーレスバージョンも用意されているのが魅力的。
これでバッテリーが内蔵でなく、単三電池を入れられる仕様だったら長く使えて良いのに。